先月の「大分芸術短期大学 公開研究発表II」 について思ったこと

少々辛辣に書きますが、事実思った感想です。つまりはガッカリしたと言う事です。



先月の事ですが、ぷらり街を歩いてたら「大分芸術短期大学 公開研究発表II」と言う催し物が、iichiko総合文化センター 音の泉ホールであったので聴きに行ってみました。


既に開始時刻を過ぎていたので、会場内に入れず暫くドア前で待つようになったのですが、待ってる時間ロビーの雰囲気に唖然とさせられました。

責任者であろう方でしょうか、「今回はビデオ撮影して、それをしかる場所に提出しないといけないので、演奏中は入退場制限をしている。」と言う説明をしてたのですが、その態度がまるで酒の席のような軽さで驚きました。そして、説明終えた後早々に電話をし始めたのでちょっと閉口しました。
学生の上に立つ人が、ましてや研究発表の場であるにも関わらずこの態度は如何なものと。


それに加えて、研究発表に来た学生の軽々なる姿勢。上に立つものがそうであるからか、発表中(演奏中)の時間であっても携帯電話を開き何やら操作をしている。ロビーでいてホール内ではないにしろ、その態度は如何なものかと首をかしげた次第。(どう見ても研究発表の準備をしている様子ではなかった。)
また、モニターで中の様子を映しているにもかかわらず、誰も見ようとしない空気にも辟易しました。

発表の場に対する態度ってものを押しつけるつもりはないけども、私の価値観からかなり逸脱しており緊張感がまったく感じられなかった。



そう面食らっていると、会場内に入れるようになったので入場。
前方の席は、後頭がビデオに映ることを避ける為か封鎖中なので、一階も半分しか座れる椅子がない。しかし人影もまばらだった。公開の場でも大きく宣伝している訳ではないので、入場者は関係者が殆どなのだろう。


ステージでは、実技披露による発表がなされていた。
後方より邪魔にならないように聴いていたけども、至極無難な発表だと感じられた。“如何にミスなくゴールまでつなげるか”と言う、現代日本サッカーみたいな発表と例えればいいのだろうか。ある意味の"遊び"がないと言うか、無個性と言うか、枠をあてがわれたと言うか― “若さ故の旺盛なチャレンジ精神”みたいなものが感じ取れなかった。

確かによく練習されており、"上手い"のですがあくまで"上手い"のであり引き込まれるだけの華がない。問題に答えていくような感じで、示された正解をただ準えるだけの演奏。
こういう発表になるような教育をしているのならば、地元から世界に通じる"クラシック音楽スター"は生まれないのも訳ないなと感じた次第です。("今回の発表の場"と言う、断片的なものから感じ取った感想であると断りを入れておきます。)



芸短の学生の発表会で、コンサートやコンクールのようなものでないから"それに習え"とは一概には言えないんだけど、この軽い空気は如何なものかと。
発表を公に公開しているのだから、外部の人間もこうやって入ってきてその姿を見られてしまうのだから、もう少し襟を正した姿勢であるべきでないかと思いました。


県唯一の音楽高等教育機関なのだから、もう少しレベルの高いものを―
そして、胸を張って県外の人間に名前を出せるものに―
切に願います。

SONAR 8 セミナー に参加してきました。

久々の更新となります。
ここ最近目立ったイベントごとがなかったのもで、一ヶ月強合間が空いてしまいました。滞りのない更新とは難しいものです。


さて昨日の事ですが、島村楽器で開催された「SONAR 8 セミナー」に参加してきました。

http://www.shimamura.co.jp/oita/index.php?itemid=20305



さて、講習会の内容ですが、今までDAW系ソフトに手を出そうにもどんな感触なのかよく解らず、二の足を踏んでいた私に一押しを加える刺激にあふれたものでした。


講師に岡崎 充良 氏を迎え、"SONAR 8 Demonstration DVD"に収録されたデモソングを新規に書き起こしていく作業を通じて、SONAR 8の機能を紹介。また、この日の参加者にギタリストが多かった為、アンプシミュレータやその辺りの機能を中心に紹介したとのことです。


で、その進行ですが―
その日の感覚でaboutにリズムを決めてエフェクトを入れてという感じで、言うなれば"Demonstration DVD Oita ver'"とでも申しましょうか。大まかな中心は決まっているので、そこに修飾する音を気分で配置していく感じでした。

リズムパターンを決める機能からの紹介に続き、普通に弾いたベースパートをシンコペーションに変更する作業の紹介。
それから、事前に関 秀樹 氏に録音して貰っていた3パターンのギターパートを読み込んで、そこから部分部分をチョイスし1つのフレーズと成す作業。キーボードパートに打ち込まれた“C D Em Bm7”の和音に変化を加えて味を出す作業。V-Vocalを使用した、ボーカルパートの調整を元データと比較しながら紹介。
そこから、Mixing作業からMastering作業へと続けて、ケンカし合う音域(波形)のなだめ方を紹介しながら完成させると言った流れでした。


“DVDで紹介されている作業を実演する”と言った趣旨の内容でしたが、画面上の動画で見るのとリアルタイムに顔を合わせて紹介されるのとでは、やはり飲み込みの違いがありました。


DVDでは端折られている部分、つまりコンピュータ上での作業の軌跡までもが見られるのは有意義だった。どの部分にどんな機能があり、それをどう使えばどのような効果が得られるのかと言う紹介の仕方は、やはり書物や資料で見るより飲み込みの度合いが違いすぎる。一気に、SONAR導入への道しるべができた気がします。


このセミナー参加前日に、身内ネタのJoke Musicを一曲作ったのですが、その時Vocalと伴奏の調整に波形レベルで操作してたのですが、その作業もSONARでやったら驚くほど楽にできたんだなぁとシミジミ思った次第。


セミナー全体の流れが終了した後は、アンケートと質疑応答の時間となり、時間いっぱいまで活発な質問がなされました。店員さんが質問された32bit版と64bit版の違いについて、「リバーブ部分の抜けの違いが変わってくる」などの具体例を出して説明して頂けたので、大変解りやすかった。

あと、講習中程で“ソフトウェア的動作のとちり”(メモリリークの問題か何か?)が見られたので、次のメインPC購入時の指標に使用されたパソコンのスペックも参考になった。CPUはCore2Duo T9500(2.6GHz)、メモリが2GBと言われてたはず。


ちなみに、この日メインに使われた機材は、

SONY VAIO TypeS VGN-SZ95US (見た目とスペックから判断)
http://www.vaio.sony.co.jp/Products/SZ6/spec_vom1.html
Roland SonicCell
http://www.roland.co.jp/products/jp/SonicCell/index.html
Roland PCR-500
http://www.roland.co.jp/products/jp/PCR-500/index.html


また、持参されたものの使用されなかった機材は、

Roland UA-101
http://www.roland.co.jp/products/jp/UA-101/index.html

だと思います。


その場のノリで、店内にあったSonicCellを使用する事にしたとのことです。
講習会終わりに、SonicCellを用いた"ハードウェアシンセ"とSONARの"ソフトウェアシンセ"との感覚的違いを実演されました。
早引きを必要とする演奏については、レイテンシの違いから弾けない曲がでてくるので、その部分はやはりハードウェアシンセに利点があると言う内容。実例にバッハを弾かれておりました。うちにあるのはハードウェアシンセになるので、その比較が見れてよかったです。



まとめ。
うちも、Zoom H4nがあるからDAWに飛び込んでもいいんだろうなと思ってたので、そこへDiveする切っ掛けになりました。セミナーに参加するかどうか一時は迷ったけども、やっぱり参加してよかったです。


また、勉強になる何かがあれば参加してみたいと思います。

H4n、買いました。

ついつい、衝動買いに近い買い方をしてしまいました。

“店頭在庫残1”と言う状況下において買わねば男ならず!…と言う訳でもなく、ある意味納得買いです。うっかり触ったのが悪かったのかもしれません。


購入後の感想。
まず外観からいって安っぽくない。手にフィットする大きさで、ツルツルした素材でもないので握りやすい。
インターフェイスも前作と比べると格段に分かりやすく、これなら上の世代の方でも操作を任せることができるかもしれない。液晶ディスプレイも大きく、表示が見やすいのもいい。
録音以外の操作は側面のボタンとジョグダイヤルでとなりますが、この部分は若干慣れが必要かと思われます。誰かに録音を任せるときは、あらかじめ自分で設定しておけばいいと思うので、自分だけ理解していれば問題はない範疇の事かな?
また、生活音などを録音してみたりしましたが、専用マイクの重要さに改めて気づかされた次第です。やっぱり何かに付属したマイクとは違う。録音専門に設置されたマイクだと音の主従が明確になる。ギターだと"ネック"と"ホール"で音の質がまったく変わるのはいい再発見でした。
知識では分かっていたものの、それが経験となるとなんか感触が変わってくる。今後は、色々と拘っていけそうです。


手に入れて思った感想はこういった所です。詳しい専門的な事については、その筋の方にお任せして思ったままを書いてみました。

Zoom H4n 公式にて情報掲載

もう各所で紹介されてるように、Zoomから新発売となるハンディレコーダー"H4n"の発売日が、今月下旬から来月にかけて(3月1日でOK?)の間となったようです。
また、公式サイトにもその紹介ページが掲載されてるので、既知の情報ですが改めて紹介しておきます。

http://www.zoom.co.jp/japanese/products/h4n/
サンプルの音源の露出がないので推測の域を出る事はありませんが、いいとこ取りの機能満載で30,000円を切る価格設定、"H4"での操作感の否めなさを改善したインターフェイス、これだけでも結構良い線いく商品となるんじゃないかと思わせます。


一応、価格例を3つほど紹介。
http://www.amazon.co.jp/Zoom-H4n/dp/B001TDSQ8A
http://www.soundhouse.co.jp/shop/ProductDetail.asp?Item=822^H4N
http://www.comeon.co.jp/shop/rec_deck/zoom-h4n.htm
(やむを得ずリンクが切れてしまってる所は、コピペでよろしくです。)


リモコンを同時購入しても30,000円に収まりそうなところもあります。(手数料別途ですが)
これで"H4"以上の音質を実現していれば、鬼に金棒となりそうです。
サンプル音源は多分、発売後でなければ(オフィシャルに)出てこないでしょうが、一応公式サイトを凝視しておくに越したことはないかと思います。


いやはや、これだけでも期待できるんですけどね。石橋を叩いて渡る性格なものでして。
と言うことで、自分メモ代わりな記事であります。

Zoom H4n情報は、店頭にも無し

今日は街の島村楽器に行ってきた。
TASCAM"DR-07"の手触りを確かめるためと、Zoom"H4n"の情報を手に入れるために。

TASCAM"DR-07"は、DR-01をギュッと小さく縮めたような形状で、誰でも操作できるようなユーザーインターフェイスはDR-01譲りと言った所。音に関しては確かめる事ができなかったが、店員さんの話によるとDR-01と大差ないようだ。機能を絞って価格を安くしたのがDR-07と言うことでいいみたい。


かわって、Zoom"H4n"についてだけども、こちらの情報は収穫無し。
店員さんに聞いても、予価も分からないし推測でも言えないと言う返答で、予想どおりといったところかな。一応、製品情報は分かってるみたいで、機能はいいとこ取り、All in Oneな感じで出てくる製品との認識らしい。

もう少し、この界隈は様子見が続きそうだなぁ。

Zoom H4n情報、公式掲載

http://www.zoom.co.jp/japanese/products/h4n/index.php

ついに、公式ホームページにその情報が掲載。
"H4"を踏襲しつつも、機能増幅してる感じで期待感が大きく膨らむ。

見たところ、背中にあたる部分に外部マイク入力端子が付いてたりするけど、更に音質に拘る人への配慮って事かな?実際に音を聴くまで判断できかねるけども、これは"なんでもできる一台"になっちゃいそうな予感が。

発売日が楽しみだ。
付け加えだけど、ユーザーインターフェイスが刷新されてるもいい点だね。