SONAR 8 セミナー に参加してきました。

久々の更新となります。
ここ最近目立ったイベントごとがなかったのもで、一ヶ月強合間が空いてしまいました。滞りのない更新とは難しいものです。


さて昨日の事ですが、島村楽器で開催された「SONAR 8 セミナー」に参加してきました。

http://www.shimamura.co.jp/oita/index.php?itemid=20305



さて、講習会の内容ですが、今までDAW系ソフトに手を出そうにもどんな感触なのかよく解らず、二の足を踏んでいた私に一押しを加える刺激にあふれたものでした。


講師に岡崎 充良 氏を迎え、"SONAR 8 Demonstration DVD"に収録されたデモソングを新規に書き起こしていく作業を通じて、SONAR 8の機能を紹介。また、この日の参加者にギタリストが多かった為、アンプシミュレータやその辺りの機能を中心に紹介したとのことです。


で、その進行ですが―
その日の感覚でaboutにリズムを決めてエフェクトを入れてという感じで、言うなれば"Demonstration DVD Oita ver'"とでも申しましょうか。大まかな中心は決まっているので、そこに修飾する音を気分で配置していく感じでした。

リズムパターンを決める機能からの紹介に続き、普通に弾いたベースパートをシンコペーションに変更する作業の紹介。
それから、事前に関 秀樹 氏に録音して貰っていた3パターンのギターパートを読み込んで、そこから部分部分をチョイスし1つのフレーズと成す作業。キーボードパートに打ち込まれた“C D Em Bm7”の和音に変化を加えて味を出す作業。V-Vocalを使用した、ボーカルパートの調整を元データと比較しながら紹介。
そこから、Mixing作業からMastering作業へと続けて、ケンカし合う音域(波形)のなだめ方を紹介しながら完成させると言った流れでした。


“DVDで紹介されている作業を実演する”と言った趣旨の内容でしたが、画面上の動画で見るのとリアルタイムに顔を合わせて紹介されるのとでは、やはり飲み込みの違いがありました。


DVDでは端折られている部分、つまりコンピュータ上での作業の軌跡までもが見られるのは有意義だった。どの部分にどんな機能があり、それをどう使えばどのような効果が得られるのかと言う紹介の仕方は、やはり書物や資料で見るより飲み込みの度合いが違いすぎる。一気に、SONAR導入への道しるべができた気がします。


このセミナー参加前日に、身内ネタのJoke Musicを一曲作ったのですが、その時Vocalと伴奏の調整に波形レベルで操作してたのですが、その作業もSONARでやったら驚くほど楽にできたんだなぁとシミジミ思った次第。


セミナー全体の流れが終了した後は、アンケートと質疑応答の時間となり、時間いっぱいまで活発な質問がなされました。店員さんが質問された32bit版と64bit版の違いについて、「リバーブ部分の抜けの違いが変わってくる」などの具体例を出して説明して頂けたので、大変解りやすかった。

あと、講習中程で“ソフトウェア的動作のとちり”(メモリリークの問題か何か?)が見られたので、次のメインPC購入時の指標に使用されたパソコンのスペックも参考になった。CPUはCore2Duo T9500(2.6GHz)、メモリが2GBと言われてたはず。


ちなみに、この日メインに使われた機材は、

SONY VAIO TypeS VGN-SZ95US (見た目とスペックから判断)
http://www.vaio.sony.co.jp/Products/SZ6/spec_vom1.html
Roland SonicCell
http://www.roland.co.jp/products/jp/SonicCell/index.html
Roland PCR-500
http://www.roland.co.jp/products/jp/PCR-500/index.html


また、持参されたものの使用されなかった機材は、

Roland UA-101
http://www.roland.co.jp/products/jp/UA-101/index.html

だと思います。


その場のノリで、店内にあったSonicCellを使用する事にしたとのことです。
講習会終わりに、SonicCellを用いた"ハードウェアシンセ"とSONARの"ソフトウェアシンセ"との感覚的違いを実演されました。
早引きを必要とする演奏については、レイテンシの違いから弾けない曲がでてくるので、その部分はやはりハードウェアシンセに利点があると言う内容。実例にバッハを弾かれておりました。うちにあるのはハードウェアシンセになるので、その比較が見れてよかったです。



まとめ。
うちも、Zoom H4nがあるからDAWに飛び込んでもいいんだろうなと思ってたので、そこへDiveする切っ掛けになりました。セミナーに参加するかどうか一時は迷ったけども、やっぱり参加してよかったです。


また、勉強になる何かがあれば参加してみたいと思います。